
お店では、カードやスマートフォンで払うことが当たり前になってきました。
一方で、介護施設にかかるお金は、今も現金や振込でやりとりしているところが多いのではないでしょうか。
この記事では、国のキャッシュレス化の流れと、介護施設の支払いの今を、ご家族と施設それぞれの目線から見ていきます。
キャッシュレスは、どこまで広がっているか
経済産業省の発表によると、2024年のキャッシュレス決済比率は42.8%でした。
キャッシュレス決済比率とは、買い物などで払われたお金のうち、カードや電子マネー、スマートフォンのコード決済などで払われた割合のことです。
国は「2025年6月までに4割程度」という目標を掲げていて、それを上回りました。
内訳では、クレジットカードが8割あまりを占めています。
(出典:経済産業省「2024年のキャッシュレス決済比率を算出しました」2025年3月)
今では、病院の窓口でカードが使えるところもあります。
では、介護施設の支払いはどうでしょうか。
介護施設のお金は、まだ現金と振込が中心
施設に入居すると、毎月いくつかの種類のお金がかかります。
- 施設の利用料
- 訪問診療や薬局の自己負担分
- リネンや給食、日用品などの費用
払い方は施設によってさまざまです。
振込や現金でやりとりしている施設も、多いのではないでしょうか。
ご家族にかかる手間
たとえば、遠方に住む娘さんが、お母様の施設の費用を毎月払っているケースを考えてみます。
請求書が届いたら、金額を確かめて振込をします。
訪問診療や薬局の分が、別に届くこともあります。
領収書は郵送で受け取ったり、面会のときに受け取ったりして、あとで見返せるように保管しておきます。
一つひとつは小さな作業です。
それでも、仕事や自分の家庭のことと並べて毎月続けるのは、意外と負担になります。
振込を忘れていないか、気にかかることもあるかもしれません。
施設にかかる手間
施設の側にも、お金にまつわる作業がたくさんあります。
- 訪問診療や薬局の自己負担分を、いったん施設が立て替える
- 立て替えたお金を、ご家族に請求して受け取る
- 入金があったかを、一件ずつ確かめる
- 現金で受け取ったときは、領収書を出して金庫で保管する
入居者様が多い施設ほど、こうした作業は月末に重なりがちです。
現金を扱う場面では、数え間違いや保管にも気をつかいます。
小口現金の管理については、小口現金の仕組みと管理のコツでもご紹介しています。
カードで払えると、何が変わるか
もし施設の費用をカードで払えたら、次のような変化が考えられます。
- ご家族:毎月の振込に出かけたり、手続きをしたりしなくて済む
- 施設:立替のお金の回収や、現金の受け渡しが減る
- 両方:何にいくらかかったかを、明細で確かめやすくなる
お店で当たり前になった支払い方を、介護の場面でも使えるようにする。
それだけで、ご家族と施設の両方の手間を減らせます。
介護施設向けの決済サービス「QOLC」
こうした手間を減らす仕組みとして、介護施設向けの決済サービス「QOLC(コルク)」があります。
しくみは次のとおりです。
- 施設が、レセプト(介護や医療の費用の明細)の CSV と、所定の形式の CSV(その他の費用など)を取り込んで、請求のデータを作ります。
- あらかじめ登録していただいた、入居者様またはご家族のクレジットカードで決済します。
- 明細と領収書は、ご家族の LINE に届きます。
施設が立て替えたり、現金を集めたりする場面を減らせます。
ご家族は、離れて暮らしていても、明細と領収書を手元で確かめられます。
料金やご利用の条件は、QOLC の公式サイトでご案内しています。
まとめ
キャッシュレスでの支払いは、国の目標を上回るところまで広がりました。
一方で、介護施設の支払いは、今も現金や振込でのやりとりが中心です。
その裏には、ご家族の振込や領収書の保管、施設の立替や集金といった、目に見えにくい手間があります。
支払い方を見直すことは、ご家族と施設の両方が、入居者様のために使える時間を増やすことにもつながります。
詳しくは QOLC のページをご覧ください。
導入の検討段階でも構いません。お気軽にご相談ください。
